緊急事態宣言延長・・・😞
緊急事態宣言が延長されました

あと3週間以上もあるなんて・・・
かなり疲れてきましたね

多くの人は外出せずに過ごしているとは思いますが
コロナウイルスに感染していながら東京と地元をバスで往復して

しかも、地元では毎日遊びに出かけていた・・なんてニュースを見ると
一所懸命自粛生活を続けている人は憤りを感じてしまいますね

札幌の第二波感染がテレビでも話題になっていますが
この中には「もらい事故」みたいなものもあるような気がしますね

東京に緊急事態宣言が出た時に札幌にコロナ疎開をした人
大学が休講になって帰省した人
春休みに海外旅行をした人など
道外からの人の流入が多かったですからね

その時期は新千歳空港の検疫もスルー状態

私のクリニックにも、たまたま東京から札幌に来ていた人が何人か受診されて・・・

こんな小さなクリニックでこの人数なら
札幌全体にはどのくらい疎開の人がいるんだろう・・・

しかも自粛生活ではなく普通に病院を受診している人もいる・・・
と考えて恐ろしくなりました

別荘地や観光地なら よそから来た人は結構目立つような気がするけど
札幌は全くわかりません
無防備な街ですから・・・

あるクリニックでは 風邪症状で受診した患者さんが 受診後にコロナ感染発覚
しかも 海外旅行に行っていたことも診察後に申告・・なんてこともあったらしく・・・

そして現在の感染者はほとんどが病院と高齢者施設のクラスター

免疫力が低下している高齢者の施設では感染が蔓延しやすくて

院内感染がおこると 医療従事者不足にもなりますし
コロナ以外の病気で救急搬送された人が
救急処置や緊急手術の後にコロナ感染が確認されたりすることもあり

こうなってくると もはや医療崩壊は抑えることができなくなります

私のところみたいな小さなクリニックでも
いつコロナ感染の人が受診するかわからないですし

私が感染していないという確証もないので毎日緊張状態です

とりあえずできることは
私も含めてスタッフは常にマスクで頻回に手洗いをして
患者様にマスク装着をお願いして

来院時とお会計後にアルコール手指消毒
検尿時には入念な手洗いをしていただく
常に空気清浄機は使用しているけれど
お昼休みと診療後には窓を開けて換気をして(冬は寒かった・・・)

アルコールシートで院内清拭

診察の合間にもデスクや超音波機器の清拭
患者様のトイレも2ヶ所なので
一日中お掃除に追われているような感じです

それでも、マスクをしないで来院される患者様もいらっしゃって

収束までは長くなりそうなので

この連休中に 受付カウンターの上にアクリルの防護版を取り付けました

知り合いの工務店の方にお願いして 結構しっかりしたものを作っていただきました

スタッフは「切符売り場みたいですね」 なんて言っていたけど

木の枠があることでアクリル板も厚くできて
手の怪我予防にもなって
今まで通り患者様の顔も見えるし 声も届きます

しかも、不要になったらすぐに取り外せる

しばらくは 慣れていただくしかないですね
受付カウンターの中には事務スタッフが3人、パソコンが3台あるので
飛沫感染予防です

パソコンのマウスにウイルスが多い なんて話もありますからね

この瞬間もコロナウイルスと戦っている最前線の医療従事者の皆さんのことを考えると
本当に頭が下がります

今の私にできるのは 自分のするべき仕事をして
自分が感染しないようにすることだけなのですが・・・

テレビを見ていると
パチンコ屋さんなどの行列に並んでいる人が
「やりたいことやってコロナになっても仕方ない」なんて言っていたけど

それでも、万が一発症したら病院に行きますよね
無症状のまま誰かにうつすかもしれないですよね
自分が回復しても うつした誰かが命を落とすかもしれないですよね
良くなったとしても退院までに何週間もかかって
多くの人のお世話にならなければなりません

そこまで考えてほしいと心から思います

コロナ後の世界はきっと今までと違う世界です

感染症の歴史をみると
パンデミックな感染症によって歴史が変わっています

私たちはそれを受け入れて 自然を守り
ウイルスと共存しながら生きていかなければいけないのかもしれません

人間が苦しんでいる間にも
季節の花はいつものように咲いて
私たちの心を癒してくれます

それだけでもありがたい
そんな感謝の気持ちを持って暮らしていきたいですね

そして 来年は心穏やかに桜を愛でることができますように・・・

桜の写真は今まで何度もブログに載せていたので
今日は最後に 北海道に春を告げる花の写真を・・・

「エゾエンゴサク」
漢字では「蝦夷延胡索」
名前の由来は 漢方薬に使用される延胡索という薬草に似ているため
倉本聰さんのドラマ「風のガーデン」の中で
「妖精たちの秘密の舞踏会」 という花言葉が付けられたそうです

札幌でも雪融け後の林地や草の間に咲いています

下を見て歩かないと気づかないほど小さな花だけど
そよ風に揺れている可憐な姿は
妖精が踊っているように見えますね~

癒されます・・・

この記事へのコメント
娘は結婚して東京におりますが、この2ヶ月間は2LDKのマンションで二人とも在宅勤務をしており、三食の支度も含め、疲れがたまっているようです。
3月に予定していた帰省もいつ叶うのか、目処も立ちません?
そんな中で、友人が癒しにとフルーツティーを送ってくれたり、心が和む写メを送ってくれたり、私は小さな優しさに支えられています?
先生のエゾエンゴサクの写真にも癒されました?
負けてはいられません!
心を強くもって、乗り切りましょう❗️
長い戦いになりそうですね?
この危機的状況の中で人間が忘れていたことも見えてきました。
地球は人間だけのものではない、ということです。
今まで人類は何度も大きな犠牲を払いながら危機を乗り越え、その都度勉強してきたはずです。
もし運よくウイルスを抑えることに成功したとしても、私たちはもっと謙虚にならなければいけないような気がします。
気仙のまっさんさんもお身体を大切にしてくださいね。
娘さんと会えないのは寂しいですね?
仕事を休まなければならない人、休めない人、それぞれに苦労や悩みがありますよね。
でも私たちは自分のできることしかできないので、それを全うするしかないと思います。
家にいることも仕事だと思って頑張ってください。
私の載せた写真で少しでも癒しを感じていただけたならとても嬉しいです。
何があっても植物は毎年同じように咲いてくれます?
そんな奇跡に感謝したいと思います?
雨と雪さんもくれぐれも感染には気を付けてくださいね
エゾエンゴサクは可憐で凛とした雰囲気が好きです。
リンドウも大好きです?
青い花はとても優しく誠実、そして孤独なイメージですね✨
リンドウの日本一の産地は岩手県八幡平市なんです。
実は、私が岩手にいた時にメンバーだった安比高原ゴルフ倶楽部は八幡平市にあって、私が札幌に戻ってくるときにリンドウを作っているメンバーさんが鉢植えをプレゼントしてくださいました。
竜胆は漢方薬の成分でもあります。
「竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)」は炎症を抑える効果が強いため、泌尿器科でも時々使います。
竜胆というタイトルのコミック、って意外過ぎます!
竜胆みたいに苦くてリンドウみたいに美しいのでしょうか・・☆彡