サンデー・ソングブック~服部克久さん追悼with山下家~!!
6月21日のサンソンは6月11日に亡くなられた服部克久先生の追悼特集

「服部克久さん追悼with山下家」
6月21日は夏至で父の日、しかも日食(関係ないですね・・
)

2か月半ぶりに東京FMのスタジオからのオンエアでした
久しぶりに隠遁生活から娑婆に戻って来たような感じで
達郎さまは調子が出ない・・・、とのことでしたが、なんとなくホッとしましたね

服部克久さんは達郎さまが”先生”と呼ぶ数少ない方で
昭和11年生まれ、お父様は服部良一さん

高校卒業後、パリの国立音楽院コンセルヴァトワールに留学されました

1958年に卒業されて日本にもどり
編曲家不足の当時の日本において
クラシックな編曲で 日本の歌謡曲をおしゃれで洗練されたものにされ

その業績は本当に大きなものがあります

達郎さまが初めて服部先生とお仕事をされたのは
竹内まりやさんのアルバム「リクエスト」のストリングス・アレンジで
一番最初が「けんかをやめて」とのこと

コンセルヴァトワールと言えば
「のだめカンタービレ」で、のだめが留学したのもコンセルヴァトワール

すみません・・・これは映画ですが・・・関係なかったですね

ということで曲目は
まりやさんの「けんかをやめて」「駅」「シングル・アゲイン」「すてきなホリデイ」「最後のタンゴ」「ボーイ・ハント」

どの曲も素敵ですね

私のカラオケレパートリー
まりやさんの歌はキーが合うので、よく歌います

中でも「駅」は、イントロから印象的で
特に間奏部分のストリングス・アレンジが切ない・・・

このアレンジ、初めはメロディーをなぞる形だったのが
服部先生が現場で15分くらいで違うフレーズに書き直して

それが、今の間奏になったとのことです
やはり天才には 突然何かが下りてくるのでしょうね

この間奏がホントに心に沁みますねぇ・・・
その流れでエンディングも哀愁が漂って

黄昏の駅で 昔愛した人を偶然見つけて・・・
あなたがいなくても元気で暮らしていることを
さりげなく伝えたかったのに
苦い思い出に 言葉が見つからず・・・
ラッシュの人並にのまれて消えてゆく後姿を見ているうちに
今になって 初めて あなたの気持ちが痛いほどわかる・・・
私だけを愛していたことを・・・
なんとなくわかりますねぇ・・・

でも、今更わかっても過去には戻れないのです・・・
ストリングス・アレンジが この歌詞の意味にさらに切ない余韻を持たせていますね・・・

そして 達郎さまの曲は 「Smoke Gets In Your Eyes」
(2019年1月18日新宿LOFT)

ついに、私のリクエスト曲がかかりました

ここのところ毎週この曲のリクエストメールを送り続けて
しかもおうちカラオケ希望、なんて

ほんとにしつこいなぁ・・・って我ながら思ったけど
先週、これが最後、と思ってメール送信

といってもリクエストメールが読まれた訳じゃないし
たまたま服部先生追悼 というタイミングだっただけですが・・・

この曲のライブ音源がオンエアされることが重要なのです

何故なら、サンソンは毎週録音してSDカードに保存しているので
去年のファンクラブクリスマスCDのホールツアー音源と
今回のライブハウス音源があれば 両方のライブが自宅で楽しめるのです

「Smoke Gets In Your Eyes」は
1993年にリリースされたアカペラとストリングスのアルバム「Season’s Greetings」に収録されていて

アレンジは服部先生

達郎さまが好きなフランス近代のイメージでのアレンジ

特に「煙が目にしみる」は一番最初にレコーディングした曲で
フルオーケストラでとても素敵なアレンジです

イントロはビオラとチェロの掛け合いから始まり
達郎さまも、これが凄い、とおっしゃっていましたが
私も、イントロを聴いただけでドキドキするくらい好きで

それが、あたかも男女が戯れているように聴こえて
なんともお洒落でドラマティック

実は私 もともとこの曲がとっても好きだったのですが
今では達郎さまが歌っているのが一番好きです

昨年5月のシアターライブの中にも NHKホールでのライブ映像が収録されていて

エンディングでの達郎さまのロングトーンに感動した私は

3週間のシアターライブ上映期間中に シネマフロンティアに7回足を運びました

最近の映画館は音響が素晴らしいですからね
まるでライブ会場にいるみたいな臨場感でした

恋は盲目ね
恋の炎が燃えている時は
その煙で何も見えなくなるものよ
愛の炎が燃え尽きる時には
その煙が目にしみるものよ
泣いてなんかいないわ・・・(付け足し
)

そんな強がり みたいな感じでしょうか・・・

そして この日の最後の曲は
達郎さまの「ずっと一緒さ」(おうちカラオケ)
この曲はフジテレビの月9「薔薇のない花屋」の主題歌として、2008年にシングルでリリースされ

2011年のアルバム「Ray Of Hope」に収録

こんなセリフ 言われてみたい・・・
服部先生の追悼特集がこんなに早くにオンエアされるなんて
予想外だったけど とても素晴らしい特集でした
第二回がきっとある・・・と信じて楽しみにしま~す

達郎さまと服部克久先生、二人の天才が出会うことができて
その時代に私も生きていられたことに感謝して

服部克久先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます

この記事へのコメント
いつか先生の歌声を聴きながら、お酒飲みたいですね~!
恋は続くよ・・・、は見ていなかったのですが・・・。
いくつになっても、燃える恋愛ができたら素敵ですね?
気持ちが若返ると、身体も変わります!!
過去の自分の写真の表情をみていると、それがよくわかりますね?
カラオケで歌いながらお酒を飲める日々が戻ってくるのでしょうか…?
私の唄はモノマネ芸人のようなものですね?
プロはどんな歌を歌ってもその人らしい歌になります?
余裕ができたらボーカルレッスン再開しようかな・・と思っています。
そうなんです!!
風のコリドー、最高でした♬
親父サーファーさんも好きなのですね!!
私はこの曲の影響で「インテグラ」に乗っていたので・・・。
実は「煙が目にしみる」の前に「風の回廊」をリクエストし続けていました??
28日のサンソンの内容はまもなくブログにアップしますねぇ・・・。
親父サーファーさんにはいつも先を越されているみたいです?
達郎さん、まりやさんと服部先生の出会いに感謝しかありません。ストリングス・アレンジの素晴らしさを、まだまだ、お聴かせいただきたかったのに、残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。
先生、皆様のご健康を願っております。
ストリングスが入ることで音楽に深みが出ますね。
達郎さまが服部先生に頼み込んでアレンジをしていただいたとのことです?
服部先生は頼まれたことは断らない方だったので、いつもお忙しいかったようです。
ホントに素晴らしい出会いです?
気仙のまっさんさんもお身体を大切にしてくださいね。